miseとは何か
miseとは、様々なプログラミング言語のランタイムやツールのバージョンを管理できるツールである。
注意として、このツールは macOS or Linux での使用が想定されている。 Windows ユーザーの方は WSL*1 を利用するなどで対応いただきたい。
実態としては、 asdf や cargo など様々な形態で配布されているパッケージのバージョンを一括で管理できるものだ。 そのため、言語ランタイム以外にもパッケージマネージャやCLIも管理できる。
対応しているパッケージ配布形態はここから確認できる。
miseを使っていると嬉しい場面
情報系学生をやっていると頻繁にプログラミング課題に取り組むことになる。 厄介なことにこの手の課題は講義の教授が指定した環境で動くコードを提出することが条件になることが多い。 しかし、ひとくちに大学の環境と言っても使用するサーバーによって動く言語バージョンが違うのは当たり前である。 大学の環境で作業すればこんな心配はいらないが、自分の作業環境から作業したい場合は課題ごとに環境を設定する必要がある。*2
こういうときに mise は大変便利で、指定された環境の言語ランタイムバージョンを確認して mise i go@1.16.1 とかやればサッと指定環境と同じ言語を用意できる。しかも、メジャーな言語はほぼすべて管理できるので、大抵の課題の環境は mise だけでどうにかなる。手元で動くが大学の環境で動かないコードを提出する心配はほぼ無用になった。
おわり
おわり
*1:Windows Subsystem for Linux
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install
*2:別に設定しなくても良いのだが、言語バージョンくらいは揃えたほうがリスクが少ないだろう